歯医者の怖い話
おれが遠くの新しい歯医者で親知らずを抜いたときはいつも抜き打ちだったししかもそのうちの一本を抜いたときは帰ってからずっと血が止まらず寝ても喉の奥に血がゼリー状に詰まって息苦しくて寝るどころの騒ぎではなく柱に寄りかかってゼエゼエ言いながら朝を待って喋れないから家族に電話してもらってようやく歯医者に行ったら親知らず抜いた医者にこんな状態は初めて見ましたねハハハもう大丈夫ですよと縫合されたので助けてくれてありがというという気持ちとこいつが絶対に不幸になりますようにという気持ちが同時に襲ってきた、これがおれの歯医者嫌いを加速させた